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現在、輸入住宅という言葉が一般的に使われているが、しかしその定義については明確なものがありません。しかし輸入住宅にかかわる業界や専門家の意見をまとめると、ほぼ次ぎのようになります。
まず第1に「海外の設計思想による住宅を、資材別または住宅1棟をパッケージ単位で輸入し、国内で建築する住宅」(輸入住宅産業協議会『ライフスタイルプランナー ハンドブック』より)であること。とくに「設計思想」という言葉には、各国で住宅が生まれ育った気候や風土、生活文化などが色濃く含まれているわけで、私たち日本人は設計思想(あるいはその設計思想が反映されたデザインや間取りプランなど)に魅力を感じて、各国の輸入住宅を建設してきました。
また、そうした設計思想を実現するために誕生し発展してきた、2×4工法などの各国の独自の工法も忘れてはいけません。現在、さまざまな工法がわが国に紹介されているが、その工法をそのまま採用(建築基準法にあわせて一部修正されたとしても)したものであり、構造や性能面でもその国の一般的なレベルを満たしている事が輸入住宅の第二の基準になります。
そして第3に「資材のかなりの部分が輸入資材であること」があげられる。構造材はもちろん、建具・造作類から設備までの広範囲を輸入資材で占めている事が条件となります。たとえば建設省やジェトロ(日本貿易振興会)ではその割合を「材料費の50〜60%以上を1つの基準」としています。
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更新日 10/10/09 輸入住宅のカントリーホームズメープル (CHメープル) |