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私たちがまだ設計事務所だった平成4年ごろ、当時はまだ珍しかった輸入住宅の監理業務に携わりました。 同じ木造住宅とは言え、従来の在来工法とはかなり異なるため、私たちも必死で研究し、北米式プラットフォーム工法(日本では枠組壁工法と呼びます)と北米の建材について概ねをマスターしました。 そこで知った驚き。何と合理的な工法。木の文化の国日本を大幅に上回る豊富で優雅な木の素材。それまで携わってきた在来工法と比べ、すべてに優位で欠点が見当たりません。 これからは2x4工法の時代、中でもふんだんに木材を使用した北米の資材を豊富に使い、おおらかな間取りの輸入住宅の時代と考え、社の方針を輸入住宅へと大転換しました。 輸入住宅も急速に増えてきて、それにつれ輸入住宅と銘打った輸入住宅風の住宅も増えてきました。私たちが感動した輸入住宅の優雅さ、強度などが少しづつ失われてきているように感じました。 それならば私たちが本来の本当の輸入住宅を建てようと、設計事務所から建築業へと脱皮し、現地の技術を直接学ぶためチーフフレーマーを2年間カナダへ派遣し、以後純北米式の住宅を建てつづけています。 大部分の建築材料を輸入するため、国内の輸入風建材を使用するより手間と時間がかかりましたが、お客様の高いご評価も頂き、調達窓口として設置したシアトル事務所も順調に機能を始め、ようやく安定期にさしかかりました。 このたび私たちが学んだことのすべてをインターネット上で公開し、より多くの方が優雅で頑強な本格輸入住宅を知っていただきたいと思います。
カントリーホームズメープル(株式会社 毛利建築事務所) |
更新日 10/10/09 輸入住宅のカントリーホームズメープル (CHメープル) |